設計監理・総合監修者として完成まで関わった図書館は、故・鬼頭梓氏にも参加して頂き、学院の方々と共に設計者選定コンペの企画から入札をしない施工者選定までを行い、5年の歳月をかけ完成した大学の“顔”である。
地域に開かれた図書館は、学生たちと一般住民が共生する1Fを少しザワザワしてもよい階とし、広い玄関ホールとカウンターを建物中央部に設け、吹き抜けの参考資料・閲覧の場、一般の利用の多い雑誌スペース、事務室、ロッカー室などを四方に張り出したスペースに配した。
2Fは書架を多く並べ、自習コーナー室を設けるなど、動きのある1階から階を上がるごとにより静けさを確保できる断面構成とし、大学の専門的な学術研究などに利用可能な空間としている。
所在地 |
香川県善通寺市 |
施工主 |
四国学院大学 |
施 工 |
大林組 |
敷地面積 |
71,270.09㎡ |
延床面積 |
7,409.73㎡ |
竣 工 |
2006年7月 |
備 考 |
撮影:淺川敏 建築ジャーナル2012.01 |