ものがたりを大切にする、四国香川の建築家・多田善昭

ひよこから母鶏になるまで大切に育て、安心で良質なたまごを提供する。一貫生産にこだわった施主の信念は、その大切なたまごを扱う加工・販売施設の創造まで続いていく。

東山産業のたまごがdanranのお菓子に生まれ変わっていく過程を見ながら、お客様に安心して商品を選んでいただけるようキッチンスペースを配置。のちにカフェの運営がスタートすることも考え、太陽光をたっぷり取り込む窓、レストスペースの換気、照明などを入念に設計した。サイン計画では看板や商品の箱に使用する黄身色を決め、室内中央の柱にも生かした。