こめっせ宇多津(旧宇多津町農業協同組合倉庫)は、米や肥料など農業関係の保存庫として昭和11年(1936)に建てられた。出入り口の扉枠は地元の優秀な石工によって良質な御影石が組まれており、鉄板張りの引き戸も現存している。内部は、収納品を傷みから守り荷の横崩れによる壁への負担を軽減するため、杉の半割材の荷摺木が壁一面天井まで取り付けられている。
「こめっせ」の名称は、この倉庫が米蔵として利用されていたことと、ドイツ語で見本市を意味する「メッセ」を融合したものである。平成20年(2008)の耐震改修工事を経て、地域のにぎわい創出の場として利活用されている。
所在地 |
香川県綾歌郡宇多津町 |
施工主 |
所有者:宇多津町 |
竣 工 |
登録年月日:2011年1月26日 |
備 考 |
撮影:淺川敏 (メイン・1枚目) |