笠田村の歴代村長を輩出した他、学校教育にも大きく貢献した旧家、鳥取家。今回、登録申請のための実測・歴史調査を行ったのは、明治8 年(1875)に鳥取本家から分家した鳥取柔三郎の屋敷である。柔三郎は、本家の南東に位置する敷地に主屋を構え、明治27 年(1894) に米蔵と東納屋を建築、続けて明治39 年(1906) に土蔵を建てた。また自身の隠居部屋として主屋の奥に裏座敷を、近い時期に比屋と西納屋も建築した。その後、柔三郎の長男 富士男 が洋館付の新座敷と風呂場棟を建て、庭や門の整備をおこなったとされる。新座敷と風呂場棟は「ゲストハウス花鳥苑」として現在も宿泊客を楽しませている。
◇鳥取家住宅主屋(おもや)
◇鳥取家住宅新座敷(しんざしき)
◇鳥取家住宅風呂場棟(ふろばとう)
◇鳥取家住宅裏座敷(うらざしき)
◇鳥取家住宅土蔵(どぞう)
◇鳥取家住宅米蔵(こめぐら)
◇鳥取家住宅比屋(ひや)
◇鳥取家住宅西納屋(にしなや)
◇鳥取家住宅東納屋(ひがしなや)
◇鳥取家住宅温室(おんしつ)
◇鳥取家住宅東門(ひがしもん)
◇鳥取家住宅西門(にしもん)
所在地 |
香川県三豊市 |
施工主 |
所有者:個人 |
竣 工 |
登録年月日:2021年10月14日 |