多田善昭 建築作品集
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門入の郷 椿の城

国の中山間地域農村活性化総合整備事業の一つとして整備された農村公園。「この地で、誰がどう遊ぶための遊具なのか」を語り合い、同町に建設した飛翔の館と同じコンセプト;子供たちに伝統・文化を繋ぐために親たちが主役となり、ガキ大将を育てるために「樹脂製品の遊具は不要…冒険や遊びと共生する自然をつくり・育てる施設とする」ことに挑戦した。

登ったり、くぐったり、新たなルートを見つけたり。集う場、展示空間を有するコンクリートの巨大な植木鉢(町花木の椿を植える)は、陰影を生む凹凸させた厚さ350㎜を基準とした杉板化粧型枠コンクリート打ち放しの壁で構成させた。

椿の城を中心に河川から引きこんだ玉石の小川をもつ芝生の丘などを利用し、自ら遊ぶ道具を見つけ出しながら自然と共生する遊具を完成させた。

所在地
香川県さぬき市(旧寒川町)
施工主
寒川町
施 工
竹中工務店
敷地面積
5,009.13㎡
延床面積
384.14㎡
竣 工
1996年3月
備 考
撮影:淺川敏
新建築1997.11
建築ジャーナル2012.01
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